「ウィーンのもう一つのオーケストラ」

オーストリアで世界的に有名なオーケストラはウィーンフィルとウィーン交響楽団である。ところがこの2つは世界だけでなくウィーンの中でもよく混同される。

ウィーンフィルの主な仕事は9月から6月まで毎晩国立歌劇場でオペラを演奏することである。一方、ウィーン交響楽団の主な仕事はコンサートでの演奏である。ウィーン交響楽団は、楽友協会とコンツェルトハウスで月4回の定期公演を含めてウィーンだけでも1年に約80回のコンサートを行っている。

ウィーン交響楽団は1900年に設立され、去年で100歳の誕生日を迎えた。オーケストラの団員数は125名である。 シンフォニーコンサートの多い楽団だが、1945年から毎年7月と8月に音楽祭をボーデン湖のそばにあるブレゲンズという町で行っている。湖上舞台で有名なオペラを演奏(25回)し、また、屋内ではあまり知られていないオペラを演奏(5回)している。

ウィーンでのコンサートとブレゲンズの音楽祭のほかに、毎年オーストリアとヨーロッパ各地で演奏旅行をしているし、日本やアメリカ合衆国へは、2年か3年ごとに演奏旅行に行っている。

この100年間の歴史の中で、たくさんの有名な指揮者がウィーン交響楽団を指揮した。その中には、フルトヴェングラー、R.シュトラウス、カラヤン、小澤、アッバード、ジュリーニ、プレートル、フェドセイエフ(現在の常任指揮者)、アーノンクール、サバリッシュなどがいる。 ウィーン交響楽団はいろいろ有名な曲を初演した。例えば今ではコンサートでよく演奏されているブルックナーの交響曲第9番もウィーン交響楽団が世界に先駆けて演奏したものである。

クリスチャン


♪ウィーン交響楽団について詳しく知りたい方は、以下の公式サイトをご覧下さい♪

ウィーン交響楽団オフィシャルページ(英・独)

楽友協会公式ページ(英・独・日)

コンツェルトハウス公式ページ(英・独)


謝辞:このページの作成に関してはウィーン交響楽団からの協力を得ました。この場を借りてお礼申し上げます。


ウィーン交響楽団のコンサートチケットはウィーンフィルのそれに比べると比較的手に入れやすいと言えます。 旅行者としてこの街を訪れ、やはりこの音楽の都でコンサートに行ってみたい、でもチケットショップで高い手数料を払うのは嫌だなんて人でも演奏を聞くチャンスがあるんです。
クラシックファンでも何でもない僕が言うのもなんですが、ウィーンに来たからには普段音楽に興味の無い人でも、一度はコンサートに足を運んで見るといいんじゃないかと思います。
旅先できちんとスーツを着て(もちろん綺麗なパンツにシャツでもオッケーですが)雰囲気を楽しむだけでも、素晴らしい時間が過ごせることうけあいです。

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