|
チュウ太のウィーン日記 |
目次 | 次 |
はじめに
リーディング・チュウ太を利用してくださっている皆様、はじめまして。私、「チュウ太の母」でございます。いつも「息子」がお世話になっております。 皆様方のおかげでチュウ太も1歳になりました。その1年間に日本語のホームページには2万件、英語のホームページには5千件以上のアクセスがありました。いろいろな方が様々な使い方をしてくださっているようです。また多くの方々から励ましのメールや貴重なご助言もいただきました。皆様方のご支援には深く感謝し、共同開発者の静岡大学北村達也氏とともに、この場を借りて改めてお礼申し上げます。皆様へのお礼の意味もこめて、これから1年間、チュウ太を使った授業の実際をオーストリアのウィーンから実況中継することにいたしました。題して、「チュウ太のウィーン日記――ウィーン大学日本語クラスから」です。さて、どんな授業が展開できるか、私自身、チュウ太を長期にわたって授業で利用するのは初めての試みですから、試行錯誤の繰り返しになると思います。でもその試行錯誤もまた皆様の何かのお役に立てればと思っております。 ところで、どうして突然ウィーンからお便りを送ることになったか、と思われる方もいらっしゃると思いますので、少しだけ背景を説明させていただきます。 本務校東京国際大学の海外研修制度を利用して、2000年10月から2002年3月までオーストリアに滞在することになりました。研究のテーマは「非漢字圏の日本語教育の実態調査ならびに読解学習教材の開発」です。この海外研修の間、幸いにもウィーン大学に客員教授として迎えてもらえることになり、日本語の授業も2コマ担当することになったというわけです。 担当科目は「応用日本語」と「上級日本語読解」です。どちらも日本語科の必修ではなく、選択科目です。履修者は一応日本語歴3年以上ということになっていますが、中級程度の学生もいるだろうとのことです。この2コマの授業のうち「応用日本語」のクラスでReading Tutorを使って授業を進めていく予定です。 さて、どんな授業になりますやら。どうぞお楽しみに。 東京国際大学・ウィーン大学 川村よし子 <kawamura@tiu.ac.jp>
|
目次 | 次 |