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チュウ太のウィーン日記


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2001年6月12日 火曜日

待ちに待った12日。学生達のHPはできあがっているだろうか、ちょっと心配しながら教室に行く。皆の嬉しそうな顔に一安心。ところが前回隠れた能力を見せてくれてみんなを驚かしたC君が浮かぬ顔。聞けば出来上がったHPをアップしようとしたのだが昨晩も今朝もどうしても回線がつながらずアップできていないとのこと。「パソコンを持ってきていますから出来上がったものを見られはするのですが、それでいいですか?」オーストリアではケーブルテレビの回線でインターネットを常時接続できる仕組みも提供されていて、一般家庭ではこれを利用しているところも多い。ところが回線の加減で時たまネットに接続できないことがある。そのときは慌てず騒がず時間をおいてまた試すしかない。時には思い通りにいかないこともある、それがインターネットである。

全員がそろったところでパソコンルームに向かい、まずはC君作成の『ウィーン・Wien・Vienna』のトップページを皆で見る。残念ながら今回はパソコン上なので各々のページにうまくリンクできているのかの確認はできなかったが、各人のページの一言紹介文もちゃんと入っている。来週のアップが楽しみである。

次に一人一人が自分のHPを紹介した。

C君:パソコン上で見せてくれた彼のページは、何と音楽入り。しかも音楽にあわせて写真が踊る。「すごい、すごい」と皆またしても大騒ぎ。ところがトップページを凝りに凝ったため、肝心の中身は作る時間がなかったとのこと。来週までに間に合うのかなあ?

Nさん:アイスクリーム屋さんでの取材をはやばやと終え、じっくりHP作成に取り組んだ成果は見事だった。ウィーンのおいしいアイスクリーム屋さんを「徹底分析」している。画像も自分ですべて撮影したとのこと。

M君:前回、余裕の発言をしていたM君だが、なるほど、ビールとビア・バーに関してこれはこれはという情報量を集めてある。まだリンクは完全ではないのだが、これが完成すればビール好きの人々にとって貴重な情報源になるだろう。

B君:ウィーンで一番おいしい日本食レストランを紹介したいと意気込んでいただけあって、写真を見ただけで皆が「わあー、おいしそー。」「行きたーい。」と叫び出すようなHPが出来上がっていた。HP作成はY君にかなり加勢してもらったようだが、こうした助け合いも貴重なクラス活動の一つかもしれない。

Y君:今回のHP作成プロジェクトの陰の功労者。彼の活躍がなかったら今回のプロジェクトはこれほど順調にはすすまなかっただろう。彼のHPの教会の画像を見てもわかるようにカメラのほうもなかなかの腕前。

Mさん:知る人ぞ知るというすばらしい公園を紹介するために初めてデジカメに挑戦。HP作成はこれまたY君の手助けがあった様子。「塔の中にはすてきな家具もあったし撮影もさせてもらえたのですが公開してはいけないといわれました。とっても残念です。」デジカメもほしくなってしまったとのこと。

K君:今回HP作成に取り組んでその面白さにすっかりはまりこみ、「当初は洋服屋だけの予定だったんですが、アンティックショップの紹介も作っちゃいました」とのこと。店の写真も撮りにいき、画像も載せていたが画像の扱い方もなかなかおもしろい。さらにやる気満々で友人2名のHP作成も加勢。

Yさん:日本の若者達の携帯好きを良く心得ているのかウィーンの携帯事情を紹介するHPを作成。ネット上の携帯情報や無料で携帯宛にメールが送れるというHPにもリンクを張っている。実際のHP作成は上記のK君に加勢してもらったとのこと。

C2君:ウィーン交響楽団のバイオリニスト。元ウィーン大学学生。現在大学には在籍していないのだが日本語が大好きで時間さえあれば日本語の授業に積極的に参加する。ただしパソコン自体はまるでさわったこともないとのことで、原稿と画像情報のみ提供してもらってHP作成はK君が一手に引き受けてくれた。

以上総勢9名の作品がそろった。互いのページを見ながら問題点はチェックしあい、来週までに修正をいれて完成させることになったが、いくつか全体に共通する問題が明らかになった。

  1. 広告ウィンドウの処理
    今回のHP作成では何名かがフリーのHP作成ソフトを利用した。そのためそのページを開ける度に画面左上に広告ウィンドウが表示されるという問題が起きている。学校教育の一環としてHPを作成する場合やはりこうした広告が表示されるのは望ましくない。何らかの対応を考える必要がある。また、今後こうしたプロジェクトを行う場合にはあらかじめきちんとしたHP作成ソフトを入手しておく必要があろう。
  2. プライバシーの保護
    今回のHP作成では各人の個人情報を書くわけでないので、大きな問題はないと思われるが、念のため次の点を確認した。a.インターネットでの情報提供は不特定多数の目に触れるものである、b.プライバシーの問題に関わる情報を公開する場合は本人の許可を得る必要がある。さらに各人のHPを記名にするか匿名にするかは各人の判断に任せることにした。
  3. 著作権に関する配慮
    インターネット上で公開されている画像情報をコピーしてそのまま利用しているHPがあったため、著作権に関する配慮の必要性を強調した。他人の作成したHP上の情報を利用する場合にはa.当該HP作成者に許可を求めること、b.自分のHP上に当該作成者からの許諾を得たことを表示すること、c.コピーライトも表示すること。

コピーライトに関しては、学生達から「別にかまわないんじゃないですか。宣伝になるわけだし。」という意見も多く出たが、他人の情報をそのまま利用する場合には、提供者から許諾が得られた場合にのみ利用するという配慮が必要であろう。また他のHP等にリンクを張る場合には、「公開されている以上自由にリンクできる」という考え方もありはするが、「リンクフリー」と書いてあるページ以外にリンクを張る場合には、一応リンク先にメールでその旨連絡しておくようにと指示した。

☆一言メモ☆
インターネット上で提供されている情報のコピーライトに関する扱いは難しい。テキスト情報も画像情報も簡単にコピーして利用できるだけに、教育の場で扱う場合には様々な配慮が必要になる。


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